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当サイト内の文章及び画像のご利用はご遠慮ください。
学術用途への使用の場合はお問い合わせください。
FAQ(よくあるご質問)


+++装束+++

Q.衣冠の袍は何色がおすすめ?
官制に従い黒・赤・縹等の色があったものですが、現在はお好みの応じて御購入になればよいかと存じます。一般に黒をお好みなられますが赤や縹も美しいものです。

Q.衣冠一式をそろえると、いくらくらいかかるの?
袍は正絹、他を人絹・化繊にして40万前後です。黒・赤・縹各色の袍は、人絹・化繊での調製を試みましたが、着用するにはやはり重さに難がございますので現在お取り扱いしておりません。

Q.束帯一式をそろえると、いくらくらいかかるの?
束帯一式は過去の調進実績から(太刀を含む)250万円前後程度はかかるものと思います。袍などの素材は正絹でしか調製したことがございません。やはり飾太刀と平緒(太刀をとめるもの)の調製費用が相当にかかるため、費用を下げるのはなかなか難しいところでございます。

参考)
飾太刀の過去の調進費用は900,000円から5,500,000円です(ある程度の質のものです)。分銅鍔付で最低500,000円はつきます。
平緒は過去の調進費用はどし織に手刺繍で120,000円から280,000円です。唐組の平緒はやはり8,000,000円くらいはつきます(熟練した職人が数ヶ月拘束されます)。
ご入用の際はご相談くださいませ。

Q.冠はフリーサイズ?
頭の大きさに従ってオーダーメイドでお作りいたします。
数種の型をお送りいたしますので、頭にあうものをお知らせ下さい。

Q.単(ひとえ)とか、袷(あわせ)ってなんのこと?
単は、織物や布を重ねず、仕立てたもの、袷は、二枚重ねたものです。
袷を表現する場合、「裏がついている」などとも表現いたします。

Q.繁紋冠(有文冠)と遠文冠の違いは?
Q.平安調式冠って?

冠本サイトで「平安朝式」と呼んでいる冠は藤原時代末期に威儀をつくろうため装束が固く、大きくなった(強装束化)時代以前の冠をさしています。
大きな特徴は「磯」の部分が高く、燕尾型の纓が二枚後ろに垂れた態になっているところです。
平安期に書かれた様々な絵巻物でみるのはこちらではないでしょうか。独特の風格がございます。
現在、神社や宮中で使用される冠は、磯が低く、長方形の纓が張った姿のしっかりとしたものです。こちらは、掛緒で頭に固定します。
平安朝式=柔装束型を被るには下図のように結える長さがあればベストです。
結
単に撮影に用いるのであれば短髪でも上にのせておくことは可能です。実際に短髪にのせて撮影した写真を近々掲載いたします。

Q.狩衣の下にどんな袴を着用すればよいのかわからないんだけど?
お歳が、中世からの制を参考にして20歳から30歳程度の場合、濃い紫の指貫を、30歳から40歳の場合、薄紫のものを、40歳をお越えになると、縹(はなだ)色をものをおすすめいたしております。

また、裾の括りは外出したり、移動が頻繁な場合は引き上げ式(近代式)をおすすめいたします。ちなみに現代の神職様の指貫や、宮中で用いられる指貫は引き上げ式です。
なお、差袴は近代になって用いられる略儀のものです。

Q.侍烏帽子は取り扱ってる?
お取扱いいたしております。調整費用はこちらをご覧ください

侍烏帽子
紫丸紐付き(平紐にもできます)

Q.俵菱の冠は取り扱ってる?
お取扱いいたしております。調製費用・納期はお問い合わせください。

俵菱
[俵菱]
近衛家流の使用する繁文(しげもん)の冠につける縫文(ぬいもん)


Q.装束は自分で着ることができる?
束帯は非常に複雑ですので、困難であるといわざるをえません。
衣冠、直衣につきましては、簡単とはいえませんがご自分で着用されることが可能です。
一般の方に最もわかりやすい衣紋(着装法)解説は八條智仁様のWEBサイトに掲載されています。
当サイトでも、調進者の責任としていずれ、写真を交えたわかりやすい図解を掲載する予定でございますが、ご希望の方には着装法に関する資料をお送りいたしております。

狩衣は大変簡単でございまして、こちらに写真入で掲載いたしてございます。
ただし、単(ひとえ)の付け方は少々難しいかもしれません。
一人で単をつける方法も八條様のサイトに掲載されておりますのでご参照いただければと存じます。
単の着装方法もいずれ、当サイトで解説予定でございます。

Q.狩衣の肩裏付 、口袖裏付、 総裏付とは具体的にはどこがどう違うのでしょうか
肩部裏付は普通の単仕立のことです。肩部補強のための白い裏地がついています。神祇装束としてはこれが最も一般に使われています。
口袖付は口袖(袖の先の方)に裏を付けたものです。袖口からみえる裏の色が美しいです。
総裏付は全面に裏が付いています。袖と肩から見える裏の色が美しく、単と異なり重厚で高級な雰囲気がいたします。
平安公家装束としての狩衣を考えれば総裏付がふさわしいと存じます。 
紫狩衣の裏に紅を使ったりするとそれは美しいです。

結論としては、何処に裏が付いているかです。なお口裏付には肩部にも着いています。神主さんの場合は、上級になると肩裏付から、総裏付になります。袖裏付は、使用はされていますが規定外です。

Q.神祇装束の指貫より、平安装束の指貫のほうがどうして調製費用が高いの?
使用する生地の量が多いが多いからでございます(専門的にいえば神祇が六幅、平安式が八幅)。
とくに縹・薄紫のものは弊社が厳選した素材を用いて丁寧にお仕立ていたしますので、ご満足いただけるものと考えております。

Q.装束は自分で着ることができる?
ほとんどは自分できることが出来ます。御希望があれは着用順序の説明書もお送りいたします。
狩衣につきましては、こちらに掲載いたしております。

Q.水干について教えて
水干には、二通りがあります。

一、神祇装束、二、中世衣服(有職装束)

神祇装束としては数年前まで女子神職の祭典装束でした。
現在は小袿・唐衣裳等の簡素にした装束が定められています。ただ今もまだ使用されています。
首紙は円首で後ろの真ん中と上前の先に紐がついたものです。
つまり狩衣の蜻蛉(とんぼ)が紐に代わったものです。

中世衣服としての水干は民間の衣服のため色々なものがあります。
初めは、水干、読んで字のごとく洗って干したと思われるものなので 麻・葛等のシンプルな素材であったと推定いたします。 着装は垂首(襟のように前で交差させる)が殆どだったと思います。
首紙も柔らかく高さのあったものが多かったようです。以後発達して色々な生地で出来るようになったようです。
当サイトに掲載しております白拍子のスタイルが一般の方にはポピュラーではないかと思います。

価格については狩衣と同じもしくは菊綴分4,000円から5,000円アップとなります。
狩衣の品番号で水干仕立て、円首、垂首、菊綴付(なし) などとご注文頂いてもよいかと思います。
もし地の色や紋様でお好みのものがございましたら、ご連絡下さい。

Q.神祇装束の調製費用表には何段階かの費用設定があるけれども、違いは?
おっしゃる通り袍や袴などには数段階の費用設定がございます。
ごく簡単に申し上げますと、これは主として織物に使用している糸の量に関わっております。 それゆえ費用が上のものになるほど、重量感のあるしっかりしたものになります。見た目の違いはほとんどございません。
お年をめされている神職様にはあまりしっかりとしたものはおすすめしておりません。
詳しくはお問い合わせくださいませ。


+++調度品+++

Q.出張して見積もりを立ててくれることはできる?
お電話、メール等で対応しきれない場合につきましては、出張見積りも承らせて頂きます。

Q.几帳の柄ってたくさんあるの?
順次掲載写真をふやします。製作記録も有りますので御連絡ください。
なお、絵巻物、お写真等の図画を資料として調製させていただくことも可能です。

Q.御簾は扱ってないの?
多種お取扱いしております。今後掲載する予定でございます。参考写真・参考図画をもとにお見積もりさせて頂くこともできますのでお気軽にお問い合わせ下さい。


+++その他+++

Q.装束を買っても着る機会がないんだけど?
現在、平安装束を愛好される皆様が急増し、装束で香などの伝統文化を楽しまれる機会もあるようです。また装束との出会いをきっかけに雅楽をはじめられる方も少なくないようです。
有職COMでも「源氏物語の夕べ」等の装束を著用する機会を提供させていただいております。
また狩衣等はインテリアとしての利用も魅力的です。
昨今、卒業式で装束を著用されたというお話もうかがっております。

Q.どういう荷姿で発送されてくるの?
装束の場合、ボール紙製の箱に梱包して発送させていただきます。

Q.尺とか寸って? 長さの単位なの?
尺貫法における長さの単位です。曲尺(かねじゃく)というものさしを用いた単位が現在では一般です(明治政府が採用)。1メートルの33分の10が1尺である(約30.3cm)というのが定義です。寸(すん)はその10分の1です(約3cm)。分(ぶ)はそのまた10分の1です。

また、和裁で布を図るのには鯨尺(くじらじゃく)というものさしが用いられることがあります。もともとは、鯨の鬚(ヒゲ)で作られていたことからこの名があります。 鯨尺の一尺は曲尺の1尺2寸5分にあたります(約37.9cm)。 装束の寸法も鯨尺によります。

有職COMの中の記載は装束については鯨尺、調度品・もち具などについては曲尺とお考え下さい。
わかりにくい場合はお問い合わせ下さい。
曲尺  1尺=約30.3cm
鯨尺  1尺=約37.9cm

Q.代金は一括払いだけ?
今のところ一括払のみですが、ゆくゆくはクレジットカードでのお支払いも考えております。
なお、高額商品については一部後払も承っておりますので御相談下さい。

Q.カタログを送付してくれない?
申し訳ございませんが、現在のところカタログの送付は実施しておりません。商品の詳細をお知りになりたい皆様へは、お電話・FAX等で詳しくご説明させていただきます。参考資料がある場合はお送りしております。

Q.送料はどのくらいかかるの?
近県で840円、最高で1,890円です(日本国内)。5万円以上(税抜)ご注文の場合は送料を弊社が負担させていただきます。

Q.装束が汚れたらどうしたらいいの?
洗濯については、袴・白衣・千早(飾紐をはずして)・小物類は手洗いでしたら丸洗い可能です。狩衣等、首穴(首紙)の有る物は基本的に不可能です。商品により取り扱い方法が異なりますので電話などで御相談ください。

Q.着付に出張してもらうとどのくらい費用がかかるの?
交通費実費と1日につき35,000円(1名)です。


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